「結婚式したくない派」から「結婚式したい派」に転向しました

結婚式したくない派でした。

平均で355万円も費用がかかるパーティを開いて「自分のことを祝え」なんて、自己顕示欲丸出しでバカみたいだし、何が悲しくて一番物入りな時期に金を使うのかと思っていました。

特に、親族がバブル期をひきずった結婚式で、スモークから登場し、親族の上司が面白いと思い込んで「雨ニモマケズ」の改変ver.「妻ニモマケズ」を読み上げているのを目撃してしまってからは、結婚式=ムダ論者になりました。

しかし、現在は完全に転向していまして結婚式はぜひしたほうがいい、それもなるべく友人を呼んだほうがいい派に変わりました。

ブライダル業務に携わったのがきっかけで、次の3点を強く思うようになったからです。

1.一括でお祝いの儀式を終えた方が楽

  • 結婚式での乾杯

ブライダル業務で気づかされたのは、結婚式は各コミュニティからのお祝いを一括で済ませられるリーズナブルなイベントである、ということ。

人間は勤務先・親族・友人たちといった複数のコミュニティに属していることがほとんどです。

また、友人といっても小学校からの友人と、社会人になってから合コンで意気投合した人のお祝いを一気に済ませることはできません。

結婚式をしなかった場合、「あいつお祝いしよーぜ」とたくさんのコミュニティで祝われる飲み会をせねばならないのです。

しかも、そこにパートナーを呼ばねばならず、飲み会は1次会で終わらなければ軽く1万にはなる……というわけで、結局結婚式したほう体が楽だったんじゃ?という話を聞きます。

友人たちにとっても、結婚のお祝いは「結婚式/披露宴に呼ばれているならそれでいいや」と、凝ったおめでとうのプレゼントを特に考えなくても、ご祝儀という現ナマで済ませられるメリットがあります。

2.結婚式で友人の見せ物になることがプレゼント

  • 結婚式の披露宴

よく「見せ物になるのが恥ずかしいから」という理由で結婚式をしたがらない人がいますが、だからこそ結婚式をしたほうがいいのだと知りました。

普段はプライドが高く、めったに自分のヘマを見せない人間があんな壇上でパートナーのノロケをマイクで話している……という、友人たちへの最高のエンターテインメントとして貢献できる日が来ているのです。

よく「幸せのおすそ分けしてもらっちゃった♡」と帰路につく参加者の友人がいると思います。

すなわちこれは「あんな真面目一辺倒の友人が顔を真っ赤にしてパートナーのノロケをいいまくるなんて……コンテンツとして最高だった!」というあなたが最高の宴会芸をした結果、友人のパーティ満足度が高まったことを指しています。

結婚式は、自分たちのためにやるものではありません。

普段友人のためにお礼ができていないのではないか、と思う方はここぞというくらい結婚式で恥を晒して、友人の思い出に残るコンテンツとして身を捧げられる機会です。

3.予算配分は意外と自由に編成できる

  • 結婚式場の花束

今はさまざまな結婚式が可能になっています。

たとえば、

など、従来の「ホテルでつつがなく」をぶち壊す新しい結婚式が生まれているのが現状です。

また、顧客ニーズが細分化してきたため、ホテルでも変わった演出を飲むところが増えています。

もし結婚式で特定の嫌な伝統(ウエディングドレス・ウエディングケーキ・ブーケトスetc)があるならば、それを排除した結婚式を行うことができるようになりました。

もちろん、細かなイベントを排除することでコストカットも可能です。

極端な話、ウエディングドレスもケーキもなし、コースメニューを食べながら夫婦の馴れ初めビデオを流す……なんていうカジュアルな結婚式も可能になっています。

「結婚式」だからあれもこれも……と思いを巡らせて「だから結婚式はしたくないんだ」と決めてしまう前に、いろいろなパターンを調べてみて、やりたくなったらやるくらいの楽なスタンスで挑んだら面白いんじゃないかなぁと思います。

 

以上、ブライダル担当をしているだけの耳年増よりご報告でした。

 
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